【ステアハウド、カーフ、キップ編】靴を買ったら用意したいもの【手入れ道具4選】

 こんにちは。靴を買ったけど、メンテナンスをするための道具は何を揃えたらいいかわからない方はいらっしゃいませんか?

本日はそんなあなたにわかりやすく説明していきたい思います。

 

1.キップ、ステアハウド、カーフレザーの靴で必要なもの

【1】靴用ブラシ

ブラッシングするときのブラシはコシのある馬毛ブラシを使うようにしましょう。ブラッシングをする意味は靴についているホコリをとることです。

これが私の靴用ブラシです。

これが私の靴用ブラシです。

コシのある馬毛ブラシを使うことによって汚れを取ることができます。ヤギ毛でできたブラシもありますが、やわらかめなので汚れ落としには向きません。

私よりも靴に詳しい人いわくヤギ毛ブラシはどちらかというと、クリームを革靴になじませるためのものというだそうです。

もちろん力を入れずに磨いていきます。『靴を脱いだらかならずブラシをかける。』このことだけで革靴にツヤが出て革靴を長持ちさせるコツです。

 

豚毛ブラシの個人的な体験談

馬毛ブラシと豚毛ブラシの違いがよくわからないまま使っていたことがありました。

靴の上の革である甲革とミッドソールの間にホコリがたまっていてそれをとろうとおもい、掃除していましたが一向にきれいになりませんでした。

どうしてだろうと思い、靴に詳しい友人に聞いてい見ると『豚毛ブラシは柔らか目でほクリームをなじませるもの』という回答がかえってきました。

余談ですが、クリームで手を汚したくない方はこちらのブラシを使うことをおすすめします。

その理由はこのペネトレィトブラシに、靴用のクリームを毛の部分につけて、クリームを馴染ませる事ができるので、手がクリームで汚れることがありません。

ちなみに私が使っているのはこの左側のブラシとなります。使い方としてはブラシの先端に少しクリームつけます。

その後、力を入れずに円を描くようにして革靴に塗っていきます。もちろん

左側がペネトレイトブラシです。

左側がペネトレイトブラシです。

【2】シューキーパー

靴の型崩れ防止と湿気取りに役立ちます。新しい靴を買ったらぜひシューキーパーも用意しましょう。これがシューキーパーです。

革靴を脱いだら必ず入れます。

シューキーパーを入れて日が当たらない、風通しの良いところで数時間おいておきます

これも革靴を長持ちさせるコツです。シューキーパーを入れないと革靴が型崩れしますし、湿気は革靴の大敵です。

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2.キップ、ステアハウド、カーフレザーの靴の手入れに必要なもの

サドルソープもしくはステインリムーバー

馬毛ブラシで汚れを落とした後、ブラッシングで取れなかった雨に降られてできたシミなどを取っていきます。

サドルソープかステインリムーバーのどちらかを持っていれば大丈夫です。サドルソープとステインリムーバーは革の石鹸というイメージで大丈夫です。

サドルソープはこちらです。

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M.モブレイ サドルソープ 私物

サドルソープの使い方

サドルソープの使い方は水で湿らせたスポンジもしくはクリーニングブラシにサドルソープをこすりとって使います。

個人的にはサドルソープを使っています。

個人的な経験談

靴の中まで洗うことができるので、汗のにおい等が付いた時には大活躍しました。

ステインリムーバーを使う前にまず容器を振ります。容器を振ったあとポリッシングクロスやポリッシンググローブにつけ力を入れず指を回す感じでこすっていきます。

ポリッシングクロスとはこういうものです。

 

水を使わなくていいので、作業がしやすいというメリットがあります。

3.ステアハウド、カーフ、キップの革で使うクリーム・ワックス

ステアハウド、カーフ、キップの革で使うクリームは以下の4種類となります。

  • 乳化性クリーム
  • 油性クリーム
  • デリケートクリーム
  • 油性ワックス

【1】乳化性クリーム

乳化性クリームは一番栄養が多いクリームとなります。栄養不足からなる感想・ひび割れから革を守るクリームとなります。

単体では塗ってもあまり光らないのが難点です。光らせたくない場合は乳化性クリームのみ塗り、4の最後の仕上げに進んでも大丈夫です。

今現在個人的にはシュプリームクリームデラックスを使っています。これ1つで革に栄養補給・保湿・防水まで行える優れものです。

シュプリームクリームデラックスのデメリット

  • 1個3000円くらいする(ほかのクリームと比べて高価)
  • 革ならなんでも使えるものではない
  • このクリームをつかうと油分が入りにくい
  • これ1つで終了するので、靴磨きでいろいろやりたい人には物足りない

シュプリームクリームデラックスを使ってみて思ったことはシミになりにくい点と多少の雨でも雨シミができにくくなるので初心者の方は使いやすいなと思いました。まよったらカラーレス(無色)をおすすめします。

色付きのクリームを使った時の失敗談

私の体験談になるのですが、ダークブラウンのクリームを薄い色の革に間違って塗ってしまいました。すると色移りしてしまい、クリームを落とすのに非常に苦労しました。

結局落ちなかったのでお店に出したのですが結局クリームの色が取れなかったので、泣く泣く手放しました。

そういうこともあるのでまずは無色のクリームを使いましょう。私はそんなことがあったのでそれ以来無色のクリームを使うようにしています。

ちなみに私が使っているのはこのクリームです。今現在ではデザインが変わったようですが、品質は同じです。

ディアマット 無色のクリーム

ディアマット 無色のクリーム

 【2】. 油性クリーム

油性クリームは靴につやを与えることができるクリームとなります。乳化性クリームと比べて水分量が少ないです。

乳化性クリームを塗ったあとつま先に塗ると艶をだすことができ、靴磨きの仕上げに使われます。

【3】.デリケートクリーム

デリケートクリームは1の乳化性クリームと比べて水分量が多く、保湿効果が高いクリームです。

欠点は栄養分が乳化性クリームよりも少なく、また油分の少ないクリームとなります。

用途としては色ムラのある靴などに使われます。また硬い革を柔らかくする効果もあります。

デリケートクリームの失敗談

1週間に1度デリケートクリームを革靴に塗ったことがあり、ある日靴を触ってみるとフニャフニャにしまったことがあります。

デリケートクリームに限らず、革靴の手入れは最低でも1ヶ月に1回の頻度にしましょう。

手入れすることは大切ですが、やりすぎはだめです。

 

【4】.油性ワックス

油性ワックスは2の油性クリームと同様に艶を出すことができます。油性クリームと比べさらに、水分が少ないのが特徴で、缶に入っていることが多いです。

 油性クリーム同様靴磨きの仕上げとして使う人が多いです。一気にそろえたいという方のためにセット販売もされていますので、そちらのほうも確認してみてください。

4.最後の仕上げについて

クリームやワックスを塗ったあと、完全に革にしみ込んでいません。完全にしみ込ませるためにやわらかめの豚毛ブラシもしくはグローブシャインを使います。

ここではかための馬毛ブラシをつかってしまうと、せっかく仕上がったのに傷がついてしまいます。傷がつかないようにやわらかめの馬毛ブラシやグローブクロスをつかうことをおすすめします。

必要に応じて防水スプレーを使用する場合は乾かした後防水スプレーを使用し再度乾かして終了となります。

まとめ

  • 最初は馬毛ブラシでブラッシングすること

  • シューキーパーは型崩れ防止、湿気取りのために必ずいれること
  • サドルソープもしくはステインリムーバーで汚れを落とすこと

  • 乳化性クリームで栄養を補給すること(初めて購入する人は無色がおすすめ)

  • 油性クリーム、油性ワックスで艶を付ける

  • クリーム、ワックスを浸透させるため豚毛ブラシ、もしくはグローブシャインを使う

  • 防水スプレーを使う

  • 必要に応じて道具を買い足すようにすること

 

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