【7種類】クロノグラフだけじゃない!複雑時計のいろいろ

こんにちは。今日はクロノグラフ以外の複雑時計について書いていきたいと思います。

 

1.ミニッツリピーター

ミニッツリピーターとはある一定時間になると音がなる仕組みの時計となります。

 

今現在では必要のない機能ですが、産業革命以前のヨーロッパで貴族のみが持てる高級品でした。

実はその当時時計を持てるのは貴族や王族といった地位にいる人ばかりで、一般庶民は協会の鐘の音を聞いて生活する日常を送っていたそうです。

また電灯が発明される前の時代は夜になれば時間がわからないということもありました。

そのため〇〇分ごとに鳴るように設定されていたり、〇〇時間ごとに設定されていたりなど時計によっても設定された時間が違います。

2.ムーンフェイズ

ムーンフェイズとは時計に月の満ち欠けを書いた絵がついている時計のことです。

何をする時計かというと、この時計で月の満ち欠けを確かめることができます。

今日ではネットで簡単に分かりますが、中世ヨーロッパでは月の満ち欠けで暦を決める太陰暦を使用して農作物を育てて収穫していました。

現在では必要がない機能ですが、そういうわけでそういった機能が必要だったのです。

ムーンフェイズはロマンを追い求めたい方におすすめの時計となります。

3.年次カレンダー

年次カレンダーとは4年に1回あるうるう年や月によっては30日と31日の切り替えなどを時計自体が自動的に調整してくれるという機能のことです。

この機能があることで所有者自身がいちいち日付をあわせる面倒さを少なくすることができるという利点があります。

 

英語ですとAnnual Calender(アニュアル・カレンダー)とも呼ばれ高級時計にも使われている機能となります。

4.トゥールビヨン

トゥールビヨンはもともと懐中時計で使用されていた機能であり、姿勢によって生じる時計の針のズレを修正してくれる機能のことです。

現在では機械式時計の精度の向上や電波時計の発明により今ではほとんど必要がない機能となりましたが、見た目の美しさや高い技術力が必要とされることからも一部の高級時計メーカーで採用されています。

しかし2000年以降生産技術の発展により安い値段で作ることができるメーカーも出てきており、さらなる技術の発展が行われている機能でもあります。

 

5.レトログラード

レトログラードとは1996年と比較的に新しい時期に発明された機能です。フランス語で『逆行』と意味をもちます。

針が扇状に動き、端まで行くとまた最初から動き出す機能のことです。

 

6.パワーリザーブインジケーター

パワーリザーブインジケーターとは時計についている時計のメーターのようなもので、ゼンマイの巻き上げがどれくらいかを目で確認することができます。

パワーリザーブがあることで後どれくらい時計が動くかを確認することができるので非常に便利な機能となります。

Orient(オリエント)はこの機能を積極的に使用しており、Orient(オリエント)といえばこの機能がついてくるというくらい使用しています。

 

7.スプリットセコンド・クロノグラフ

スプリットセコンド・クロノグラフとは2つの時間を計測することができるという機能をもつクロノグラフのことです。

 

スタートボタンを押すと2本の針が動き、ボタンを押すと1本の針が止まり、もう1回ボタンを押すと2本目の針が止まる機能のことです。